アガサクリスティと言えば、イギリスの世界的なベストセラー作家で「ミステリーの女王」と言われています。
さらに“史上最高のベストセラー作家”としてギネスブックにも認定されていて、日本でも彼女の全ての作品が翻訳・刊行されていますし、ファンの多い作家の1人です。
今回は、そんなアガサクリスティーの代表作「そして誰もいなくなった」の読んだ感想やおすすめしたい理由についてもご紹介していきたいと思います。
是非、最後までゆっくりとご覧ください。
アガサクリスティー「そして誰もいなくなった」の感想
アガサクリスティーの作品の中から、今回は「誰もいなくなった」を読んだ感想をご紹介しますね!
「そして誰もいなくなった」は、人生の中で初めて読んだクローズドサークルミステリーで、思い出深い作品です。
孤島を舞台にインディアンの数え唄になぞらえて1人、また1人消えていく展開は非常に緊張感があり、引き込まれました。
数え唄の歌詞の内容と合わせたそれぞれの死亡シーンには、推理小説らしいトリックや巧妙な殺人手法が隠されおり、真相を探りながらスリルと興奮を味わうことができました。
この作品では数え唄が謎めいた演出に非常に効果的になっていて、作品の魅力を高める要因の一つになっていると思います。
また、閉鎖空間の中での疑心暗鬼や心理戦が描かれている点も非常に魅力的です。
そしてこの作品の肝は、やはり最後のどんでん返しです。
あまりに予想外の犯人に驚愕しましたし、タイトルの伏線回収もお見事。
ストーリー展開の巧妙さ、数え唄になぞられえた謎めいた殺人描写、予想外のトリックと驚愕のラスト。あらゆる要素が面白く、物語にのめり込むことが出来ました。
「そして誰もいなくなった」が、推理小説の名作として高い評価を受けている作品なのも納得です。
忘れられない作品の一つですが、あのどんでん返しの驚愕をもう一度味わいたいので、記憶を失った状態でもう一度読んでみたいですね。
アガサクリスティーのプロフィールや経歴について
まずはアガサクリスティーのプロフィールや経歴について調べてみました。
プロフィールについて
- 名前:アガサ・クリスティ
- 本名:アガサ・メアリ・クラリッサ・ミラー
- 年齢:没年齢は85歳
- 生年月日:1890年9月15日
- 出身:イギリス
- 身長:不明
- 血液型:不明
経歴やエピソードについて
執筆活動を通じて20世紀を代表する推理小説家の一人として名を馳せました。
彼女は、推理小説を数多く執筆し、その中でも「エルキュール・ポアロ」シリーズや「ミス・マープル」シリーズが特に有名です。
推理小説以外にも舞台劇の執筆も手掛け、中でも「The Mousetrap(ネズミ取り)」は、世界最長の連続上演作品としてギネスブックに登録されるなど、劇作家としても高い評価を得ています。
また、彼女は多くの賞を受賞していますが、その中でも最も有名なのは、1971年に「大英帝国勲章」を受章したことです。
そんな彼女の作品は後世に多大な影響を与え、今もなお多くの人に読まれ愛されています。
アガサクリスティーの代表作について
ここでは、アガサクリスティーの主な代表作品を3つご紹介します。
- オリエント急行殺人事件
- アクロイド殺し
- ABC殺人事件
どれもアガサクリスティーのファンであれば、読んだことがある作品ですし、おすすめしたいですね!
アガサクリスティー「そして誰もいなくなった」はこんな人におすすめ!
そして最後に、アガサクリスティーの「そして誰もいなくなった」をこんな人におすすめしたいと思います。
まずはアガサ・クリスティの作品が好きだけど「そして誰もいなくなった」はまだ読んでいないという人。
この作品もアガサ・クリスティの代表作であり、期待を裏切らない面白さなので是非読んでみてほしいです。
また、絶海の孤島や雪の山荘といった特殊な環境が舞台のクローズドサークルミステリーが好きな人。
本作も孤島という閉鎖的な空間で起きる殺人事件でとても緊張感のある展開を楽しめるのでクローズドサークルミステリーが好きな人にはおすすめです。
そして3つ目として、読み応えのある作品が好きな人にもお勧めです。
「そして誰もいなくなった」は、短い章立てになっており読みやすいですが、登場人物たちの心理描写や、事件の謎解きに至るまでの推理過程など、読み応えのある作品となっています。
私自身も読んでいたらもう2時間も経っていた・・・なんてこともありました。
それだけ、読者を引き込んでしまう作品なのかもしれませんね。
まとめ
今回は、アガサクリスティーの「そして誰もいなくなった」の感想やおすすめしたい理由についてご紹介しました。
史上最高のベストセラー作家としてギネス認定されているアガサクリスティ。
そんな彼女の作品は、読み始めたらどんどん彼女の世界観に引き込まれること間違いなしです!
是非、今回ご紹介した「そして誰もいなくなった」をまだ読んだことがない人は、手に取って読んでもらいたいですね!
最後までご覧いただきありがとうございました。