東野圭吾さんのデビューは1985年。当時、第31回江戸川乱歩賞を受賞し、作家としてデビューされています。
ミステリー作家として知られていますが、ミステリー作品にとどまらず、本格推理ものやユーモア溢れる作品など様々なジャンルに挑まれています。
普段それほど読書をしない人でも読みやすいテンポの良い展開となっているため、ファンも多く人気となっています。
今回は、そんな東野圭吾さんの「容疑者Xの献身」について読んだ感想をご紹介したいと思います。
最後までゆっくりとご覧ください。
東野圭吾「容疑者Xの献身」の感想について
それでは、「容疑者Xの献身」についての感想をご紹介します!
物語終盤は鳥肌がとまらない状態でした。東野圭吾さんの作品を読んだのはこの小説が最初で、この後も彼の作品が出ると真っ先に手を出して買ったものです。
一体誰が犯人なの?というよくある推理物ではなく、どうやって証拠を隠滅したのだろう?と謎を解いていく感じが斬新でした。
あの古畑任三郎もそうですが、最初から犯人がわかっていて、そこからどうやって真相に辿り着くのかを追っていく感じで楽しかったです。
こちらの作品はまたそれとも少し違い、なぜここでこの人の視点で物語が?という部分が多く、また、その小さな疑問が実はミスリードという展開なので終始騙されている感じでした。
読み終わった時の「なるほどね!」という推理小説特有のスッキリさと、タイトルの通り歪んだ?純粋過ぎる思い故の?石神の行動には虚無感が残る、なんとも言えない感覚に陥ったのを今でも覚えています。
お母さんなんで自首しちゃったの…という感じです。事件の迷宮入りになったかもしれないのに。まあでも普通の人ならあのお母さんと同じ罪悪感に苛まれるでしょうから仕方ないと言えばそれまでなのですが…。
読み終わって初めてタイトルの意味がわかるという伏線もなかなか面白かったです。
正直序盤はあまり引き込まれず、読破したら自分を褒めようと思っていたのですが、途中から段々夢中になれるので、まだ読んでいない人や推理小説が得意じゃない人でも楽しめるのでオススメです。
東野圭吾のプロフィールや経歴について
ここでは東野圭吾さんのプロフィールをご紹介したいと思います。
プロフィールについて
- 名前:東野圭吾(ひがしのけいご)
- 本名:東野圭吾(ひがしのけいご)
- 年齢:66歳(2024年9月現在)
- 生年月日:1958年2月4日
- 出身:大阪府大阪市
- 身長:180cm
- 血液型:不明
経歴やエピソードについて
昔から読書少年というわけではなく、普通に大学(大阪府立大学工学部電気工学科)を卒業後は、日本電装株式会社にエンジニアとして入社しています。
働きながら小説を書き続けますが、最初はなかなかヒットせず苦労していたようです。
1998年に『秘密』を刊行するとここで一気に大ブレイクし、そこから人気作家としてのキャリアをスタートさせたようですね。
容疑者Xの献身を含む彼の著作数は、昨年の3月の新刊で「100冊」を迎えました。
さらにその新作で、累計発行部数が1億部に到達したとメディアに取り上げられていましたね!
東野圭吾の代表作品について
東野圭吾さんの主な代表作品をご紹介します。
- 白夜行
- 手紙
- 秘密
タイトルを見ると2文字や3文字とシンプルなものが多いですが、その内容はどれも素晴らしく是非こちらも読んで頂きたいと思います!
東野圭吾「容疑者Xの献身」はこんな人におすすめしたい!
そして最後に、東野圭吾さんの「容疑者Xの献身」をこんな人におすすめしたいと思います。
まずは推理小説好きはもちろん、小説が苦手な人にもオススメしたいです。
東野圭吾さんの文章は読みやすいので、文章からしっかり映像を作ることができます。まわりくどい表現とか文章が美しいではなく、イメージがしやすいに重点が置かれている(と思っている)ので初心者でもイメージしやすく楽しめると思います。
ドラマや映画になっている作品も多いのですが、どれも本で読んでいた通りのイメージで読者との相違が少ないのもその証拠の1つと言えると思います。
私も小説は得意な方ではありませんが、東野圭吾さんの作品はどれもあっという間に読み終えているものが多いです。
引き込まれやすく、食事を忘れてしまうこともあるので、そこだけ気を付けないといけませんが(笑)
まとめ
今回は、東野圭吾さんの「容疑者Xの献身」についての読んだ感想やおすすめしたい人などについてご紹介しました。
「容疑者Xの献身」は2006年の直木賞受賞作で、その累計は約300万部のベストセラーとなっています。
また、昨年の3月に100冊目となる「魔女と過ごした七日間」を刊行されていますが、この作品でなんと国内累計発行部数が1億部を突破!
今後も素晴らしい作品を期待したいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。