森博嗣「φは壊れたね」を読んだ結果やおすすめしたい人は?プロフィールや経歴も紹介!

 

今回は、森博嗣さんの「φは壊れたね」を読んだ感想やおすすめしたい理由についてご紹介していきます。

森博嗣さんは、小説家という肩書でだけでなく、日本の工学者でもあるんですよね。

作家としてのデビュー後、当時はまだ一般的でなかったコンピュータや電子メールを駆使したり、科学や工学分野に関する専門的な会話をされたり、作品中にも数学問題が提示されるということから「理系ミステリ」と評されたりもしているちょっと他にはいない作家のタイプ。

そんな森博嗣さんの「φは壊れたね」はタイトルに惹かれて思わず手に取ってしまいました。

是非、最後までゆっくりとご覧くださいね!

森博嗣の「φは壊れたね」を読んだ感想について

それでは、森博嗣さんの「φは壊れたね」を読んだ感想についてご紹介します。

「φは壊れたね」は、真賀田四季という人物がついてまわる森博嗣先生のシリーズ。

わたしは中学二年生のときにこの作品に出会い、森博嗣という作家の存在を知りました。

「φは壊れたね」というタイトルに惹かれ手に取りましたが、読んでからはまさに森ワールドにどっぷり浸かってしまいました。

生と死について深く考えさせられます。自殺が増え続ける世の中ですが、それが必ずしも悪ということではないのではと思うようになりました。

この作品も表題の作品を完成させるために命をも差し出す。普通では考えられないことではありますが、真賀田四季という神にも等しい存在の大きさ、妙に納得してしまう部分があります。

森博嗣シリーズはミステリーとしてだけではなく、掛け合いとしてもとても面白いと感じる部分が多いです。

加部谷恵美という突拍子もない女子大生と山吹や海月くんとの会話は、なぜ頭のいい人に頭の悪い人の思考が理解できるのだろうと思わされます。

テンポ感もよく、スラスラ読めてしまいます。

小説は一度しか読まないタイプのわたしですが、このシリーズは何度も読み返しています。

それほどに作者の思考が複雑で一回では理解しきれないからですが、それさえも楽しい。

SMシリーズはドラマ化していますが、会話劇としても面白いこのシリーズもぜひとも映像化していただきたいと思います。

森博嗣のプロフィールや経歴について

ここでは森博嗣さんのプロフィールをご紹介します。

プロフィールについて

  • 名前:森博嗣(もりひろし)
  • 本名:非公表
  • 年齢:66歳(2024年9月現在)
  • 生年月日:1957年12月7日
  • 出身:愛知県
  • 身長:非公表
  • 血液型:B

経歴やエピソードについて

工学博士であり、国立大学工学部建築学科で研究に勤しむ中、執筆活動を行い、1996年に「すべてがFになる」でメフィスト賞を受賞し、300作品以上を発表しています。

西尾維新ら署名人も森博嗣を天才と称して敬愛しているほど。

またミステリーだけでなく、エッセイも出版していて、本人には全部読む必要はないと話しているが、SMシリーズに出てくる犀川の母、瀬在丸紅子が登場するVシリーズ、真賀田四季の半生を描いた四季シリーズ、これらメンバーも登場するGシリーズなどあり、1つの作品を読むと他も気になってしまうという沼にハマってしまう恐ろしさがあります。

森博嗣の代表作品

こちらでは森博嗣さんの代表作品をご紹介します。

  • すべてがFになる「S&Mシリーズ」
  • 四季 春・四季 夏・四季 秋・四季 冬「四季シリーズ」

『すべてがFになる』を始めとした「S&Mシリーズ」や、「四季シリーズ」など人気作品は是非読んでもらいたいです。

森博嗣の「φは壊れたね」はこんな人におすすめ!

最後に、森博嗣さんの「φは壊れたね」をこんな人におすすめしたいと思います!

まずは、読書が好きな人にはどっぷり沼にハマってもらい、全シリーズを是非読んでもらいたいです。

また、役者志望の方にもぜひお勧めしたいです。

会話の面白さもありますが、台本を読み解く練習にもなります。小説の中で森先生は全員が理解力があって秩序を保って過ごしていてはそこにユーモアやコメディは生まれない。真面目な捉え方しかできなければ、戯曲の台本も作者の意図を汲んで読めないのは当然だと思わされました。

様々なキャラクターが出てくるのでとても面白いです。

とくに西之園萌絵と犀川創平の会話は天才同士ということもあり、テンポも良く気持ちがいいです。天才が作る天才の会話はこうなるのかという新たな視点も持つ方ができると思います。

わたしも1人で朗読しながら練習しています。

まとめ

今回は、森博嗣さんの「φは壊れたね」を読んだ感想やおすすめしたい人などについてご紹介しました。

森博嗣さんは工学者でありながらも小説家として数々の作品を手掛けてきました。

推理小説だけでなく、SF、幻想小説、架空戦記など様々なジャンルや詩集やエッセイ、絵本と活動の幅を広げています。

また作品を見ると、「S&Mシリーズ」や「Vシリーズ」、「百年シリーズ」、「四季シリーズ」などシリーズものを多く刊行されていますが、今回ご紹介した作品も「Gシリーズ」の1つ。

森博嗣さんの作品に興味を持たれた方は、是非一度読んでみて頂きたいですね。

最後までご覧いただきありがとうございました。